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栽培暦   一、栽培の準備   二、種まき   三、小苗管理(育苗)   四、本鉢管理   五、開花期   六、種採り

1.良い種の入手   2.栽培場   3.培養土   4.資材   5.肥料・薬品等資材

   (1)種まき用資材   (2)鉢   (3)支柱   (4)あると便利な道具

一、栽培の準備

4.資材

(2)鉢

i 育苗用小鉢
(i)蔓づくり用
 地上栽培の場合、深駄温鉢は鉢側面からの水分の蒸散があり水抜けがよく、鉢を乾かし気味に管理しやすい。鉢の大きさとしては4号、または同3.5号を用いるとよい。初心者は根張りが早い傾向にある小さ目の鉢(3.5号鉢)の方がよいが、最近は入手が難しい。近隣の大規模な植木鉢専門店に問い合わせしてみる。なお、苗出来の不良が生じることをかんがみ、少なくとも本植予定数よりかなり多めに用意したい。
 ビル屋上など、乾燥高温になりやすい環境下では、丹波鉢の使用が適している。大きさは深駄温鉢と同様に選ぶ。
 入手が容易で安く、軽くて作業性のよいポリポットの使用も支障ないが、鉢の肉が極めて薄く、内径が大きい。また側面からの水分の蒸発がないことから、駄温鉢に比べ根張りが遅くなる。よって、一回り小さい3号、2.5号を用いるとよい。その場合、ポットを2〜3枚重ねて使用すると鉢土が安定する。
 素焼鉢は朝顔づくりには適さない。
 その他の鉢の使用については、「朝顔の用語解説」の頁の鉢に関する語句に解説されているので、参考にしてほしい。
(ii)切込づくり用
 蔓づくり同様に用意するが、深駄温鉢または丹波鉢を使用する場合、大きさは3号にする。ポリポットの場合は、2.5号鉢にする。他の鉢の使用の考え方については(i)蔓づくり用と同様。 
ii 仕立用本鉢
(i)蔓づくり用
 行灯作りでは、展示会には丹波焼横筋入7号鉢、または常滑焼のもの、もしくはそれに類似したものを用いる。
 らせん作りでは、展示会には丹波焼釣鐘型7号鉢、または常滑焼釣鐘型7号鉢、もしくはそれに類似したものを用いる。
 展示会に出品しないのであれば深駄温7号鉢で支障ない。プラスチック鉢、プランター植でも花は咲くが、大輪に咲きづらい。
(ii)切込づくり用
 黒釉香炉鉢または丹波焼香炉鉢の5、5.5、6号が、見た目に美しい。切込づくりの場合、花、草姿、鉢のバランスを重要視することから、鉢の号数を選ぶ際は、花径が伸びる品種では大きめの鉢、小さ目の品種では小さ目の鉢にするなど、花や葉の大きさ(品種特性)を勘案する。
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 初版:2013年4月14日