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栽培暦   一、栽培の準備   二、種まき   三、小苗管理(育苗)   四、本鉢管理   五、開花期   六、種採り

1.良い種の入手   2.栽培場   3.培養土   4.資材   5.肥料・薬品等資材

   (1)肥料   (2)薬剤

一、栽培の準備

5.肥料・薬品等資材

(1)肥料

i 元肥
(i)ようりん
 りん酸、微量要素補給のために使用する方が多い。腐葉土など有機質物に事前に混合しておき、それを他の培土資材と配合する。培土1リットルあたり小さじ軽く一杯の割合(1〜3g)で混合しておく。
(ii)有機質肥料:乾燥肥料、発酵油かす(固形)、固形骨粉
 有機質物を原料とした肥料。培養土の中でバクテリアによって分解されて徐々に効き目を現す。よって地温が低いと肥料成分の分解が遅く、肥効は少ない。地温が高いと早く分解され、肥効が現れる。植物の生育に連動して肥効が現れ、肥切れを起こしづらいことから昔から使われ、今も愛用者が多い。
 移植、定植時に鉢内の下部に埋め込んでおく。その後、活着したら鉢培土表面から埋め込む(埋肥)か、置く(置肥)。あまり多く埋め込むと、開花期になっても肥効が効き過ぎ、花が縮れたりするため適量を施用する。
(iii)化学肥料:(複合肥料)ファミリー化成、IB化成、(単肥)硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、過燐酸石灰、硫酸加里、苦土石灰など
 化学的に製造された肥料。ファミリー化成やIB化成は培養土の中でバクテリアによって分解されたり土中の水分で分解されたりして徐々に効き目を現す。よって地温が低いと肥料成分の分解が遅く、肥効は少ない。地温が高かったり潅水量が多いと早く分解され、肥効が現れる。緩効的肥料。臭いもなく、扱いやすいため愛用者が多い。
 硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウムは窒素質肥料。肥効が高く、即効的である。肥切れが早い。窒素分だけの肥料のため、りん酸質肥料、加里質肥料と配合して使用する必要がある。
 過燐酸石灰は水溶性のりん酸分を(14%前後)含み、即効性のりん酸質肥料。水に溶けるためかん水で失われやすい。また赤玉土などの火山灰土に吸着して無効化しやすい。植物は必要なりん酸分のうち、生育初期に50%近くを必要とすることから、移植、定植時に根に接触するように施用すると効果的。
 硫酸加里は加里分を50%近く含む。即効的。塩化加里はガス害が生じる恐れがあるので使わない。
 苦土石灰は苦土分と石灰分を含む。アルカリ性。赤玉土などの培土に事前に施用してなじませておくとよい。
ii 追肥
水肥(液肥)
 大輪朝顔栽培では肥料を水に溶いたものをたびたび施す。無機の液肥では手に入りやすいものとして商品名でハイポネクス、花工場などがある。有機の液肥も各種販売(スーパーワン:東商、レバートルフ)されている。自作の水肥愛用者もいる。
 尿素や、一加里などは濃縮液にして水肥として使用するのが利用しやすい。
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 初版:2013年4月14日