i 防除薬剤 (i)薬剤に頼る前にしておきたいこと (ii)殺菌剤 (iii)殺虫・殺ダニ剤 ii 活性剤 iii 植物生長調整剤
気温の高い日は、朝・夕の涼しい時間帯に、気温が低い日は、日中の気温が高い時間帯に散布する。
道具は、マスク、ゴーグル、ゴム手袋、帽子、カッパ、長靴など身につけるもの。防除薬剤、展着剤。噴霧器。薬剤を秤り取る匙、スポイト、メスピペットなど。
噴霧器タンクは事前に洗ってきれいにしておく。
薬液使用量は、行灯本蔓仕立で約100mlと仮定し、鉢数×100mlで液量を設定。
タンクに少量の水を入れ、薬剤を投入。薬剤投入の順は、「3 展着剤について」の最後の段落を参照のこと。量り取った容器を水で洗いながら、タンクに設定液量まで水を加える。散布は、葉裏にかかるようノズルを上に向け、鉢の左右からかける。薬剤は使い切る。散布後、タンクをよく洗い、水を少量入れ、加圧してノズルから噴出させ、ホース、ノズル内部も洗う。
殺菌剤並びに殺虫剤の噴霧器は併用して良いが、、除草剤は別の噴霧器を使用し、使い回さない。
病気の予防の場合は、気象情報で降雨の予報の前に散布しておく。
苗立枯病
タチガレン液剤 花き類に登録なし。発根促進に効果
リゾレックス水和剤 普通物 有効期限:4年 花き類に登録がある農薬
アサガオ白さび病
リドミルMZ水和剤 ベト疫剤で効果あり。花き類に登録なし。
リドミル粒剤2 酸アミド系(アシルアラニン系)メタラキシル 疫病で花き類に登録あり
アサガオ斑点病
「〜ダイセン」の名前の殺菌剤か、ダニニール1000で予防散布を行う。発病してしまった場合は、以下の薬剤を散布してみる。EBI剤の系統で、DMI剤が有効との報告がある。DMI剤の多くは、有効成分名に「〜ゾール」、「〜コナゾール」で終わる名前がついていることが多い。ただし、この薬剤は抵抗性を持たれやすいので、連続散布は避けたい。
アサガオ斑紋病
以下の殺菌剤は効果がある可能性がある。
アミスター20フロアブル(アゾキシストロビン)
ストロビーフロアブル(クレソキシムメチル)
ダコニール1000(TPN)
コサイドボルドー(水酸化第二銅)
花に登録ありゲッター水和剤(ジエトフェンカルブ、チオファネートメチル)
ホクガード乳剤
アルト乳剤
プランダム乳剤(ジフェコナゾール)
グリーンペンコゼブ水和剤(マンゼブ)
カスミンボルドー(カスガマイシン、塩基性塩化銅)
カスミン液剤(カスガマシン)
アミスターオプティ、おりぜめーと、カッパーシン、ドーシャス、ラリー
マネージDF(EBI)
ベルクート水和剤
アサガオつる割病