初心者のための大輪朝顔作り
とにかく鉢内を乾かし、根を活着させる必要がある。十分に乾かない状態で水をたびたび多量に与えると、根は育たない。３日から1週間と幅を持たせたのは、天候により乾き具合が違ってくるためである。
移植時にたっぷり水をやった後は鉢土をよく乾かし、苗が活着したならば、最初はもともと小鉢の鉢周りであったところに、水を30〜40ml与えるとよい。小鉢の中心部に与えると、水分過多になる。
苗の生長とともに根もどんどん伸びていく。それにしたがって与える水を鉢の”縁”の方へも徐々に増やしていく。その際、冷たい水は与えない。汲み置き水、または、ぬるま湯を与える。
i 水やりについて
植物を育てる場合、水やりが最も基本となる。水やりの回数や分量などは、天候により、また栽培環境や培養土、使う鉢、さらに栽培時期などにより違ってくる。自身の栽培環境をよく勘案して、水分が夜まで多量に残らないように工夫することである。
朝顔の葉は、朝は元気に葉を広げているが、昼になると一見枯れてしまうのではないかと思うほどに”ダラリ”としおれる。この状態を長く続けると「枯れ」てしまうが、30分程度であれば、元に戻る。どのくらいまでこの状態が続いたら枯れてしまうのかをご自身で試してみてはいかがであろうか。
ただ、本鉢の仕上げ期、すなわち本鉢期後期には、今まで控え気味で与えていた水やりから、大量の水を与えるように切り替えることも念頭に入れておくとよい。
