東京朝顔研究会 第一回大輪朝顔講習会(要旨) 直前のページに戻るボタン

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一、切込作り 二、−復興70周年に寄せて− 朝顔のあれやこれや  

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東京朝顔研究会 雨間 秀浩 令和4年4月29日

第一回 栽培講習会(大輪朝顔栽培の手引書 参照)

はじめに

 改めて朝顔のあれこれと魅力を探ってみます。
 千余年の歴史を刻む朝顔は、容姿・花色を変えながらも、今尚私達の手元にあります。
 東京朝顔研究会も明示40年以来の年月を経ましたが、この70年の間にも環境の変化や資材・薬剤・肥料などの開発は進んでいます。さらに栽培技術の向上は目覚ましく、花は大きく咲き、色彩を増しています。そして展示会も年々盛況で都民の皆様をはじめ多くの方々に御受観を戴いている所です。
 手引書に"たかが朝顔、されど朝顔"と書きました。経験豊富な熟達会員に、この稿は如何にも、"馬の耳に念佛"ではありますが、ご勘弁を願います。この3年目の講習会に漕ぎ着くまで、この間に多くの方々が御入会なされています。
 手引書を参照しながら、朝顔のあれやこれやを多少御参考までに綴らせて戴きます。

1.朝顔の素性

  1. 学名.Pnarbitis nil Choisy.(Ipomea nil Roth)
  2. 染色体.単数15.複数30.
  3. 草本性の一年草。短日性。(まれに宿根の多年草あり)
  4. 種子.瓜型小粒。茶色・黒色・白色。休眠性。硬皮類。
  5. 殖やし方.主に種子。接木・挿木・取木も可能。
  6. 原産.東南アジア。近年ネパール、アメリカ、アフリカ、オーストラリアで野生種の発見あり。

2.関連学問

  1. 植物学
  2. 育種学
  3. 遺伝学
  4. 土壌学
  5. 肥料学 他

3.育成

(詳細は、「初心者のための大輪朝顔栽培の手引き」改訂版19頁以下参照)

4.病虫害

5.色模様

70号会報47〜48頁参照
  1. 明度・色相・彩度(マンセル方式・JASのトーン名称等を参考)
  2. 漆黒・朱・黄の三色なし。
  3. 色名の一部を抜粋。

6.「朝顔」の拾い書き

  1. 蜉蝣<かげろう>は「とんぼ」の古名だが「朝顔」の古名でもある。
  2. あさがお・アサガオ・朝顔・朝貌・貌花・朝容貌・阿佐我保・阿佐加保・牽牛子・鏡草・蕣花・東雲草・黒丑・白丑・あさなぐさ・狗耳草・モーニンググローリー
  3. 「朝顔」の襲<かさね>の衣(袍)は上着・下着とも色目は縹色。
  4. 源氏物語の巻の名に「朝顔」
  5. シーボルトは夫人が庭で作っていた「朝顔」をオランダへ持出した。
  6. 紋所と薬効65頁参照
  7. 團十郎茶の名は成田屋.團十郎の「暫」の衣裳色による。
  8. メンデルさんの法則(1865年に発表)よりも、江戸時代の「朝顔」の育種が早い。
  9. 男の小便用の便器!

あとがき

 兎にも角にも、朝顔作りもこれ、花の道楽にて、古き先輩から取りも直さず、「道楽とは道を楽しむことなり」と諭されています。
 朝顔に手を染めて50年経ちました。会員の皆様に恵まれて、心に潤いを戴きました。
 お天道様のお陰で真夏に咲いてくれる清涼花は我が身に寄り添ってくれています。
 花を咲かせるなぞと驕らずに、次世代へ懸命に継ぐ花を崇めます。
 地位や貴賤など更々に臆せず、新入会された方も励まれて"名人たらん"とお心がけなされてください。
 復興70周年に相応しい記念会報も上梓されました。桜色の表紙に金箔押しの見事な仕上がりです。種子も発送してくだされました。編集部と種子部の皆様やお力を頂いた方々の御尽力に感謝いたします。
 この資料は栽培講習会には程遠い的外れな内容も多く、しかも粗雑な文面をどうか御容赦ください。
以上
 一部配付資料を改変、省略したこと、ご了承ください。

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 初版:2013年6月16日